情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)とJPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月22日、シマンテックが提供しているアプリケーションストリーミングソリューション「Symantec Workspace Streaming」に任意のコードを実行される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
Workspace Streamingは、オンデマンドでのアプリケーション実行、オフラインでも実行できるキャッシュ機能、未使用ライセンスの回収、アプリケーションのアップグレードを実現するアプリケーションストリーミングソリューション。以前の製品名は「Symantec AppStream」である。
AppStream 5.2.xとWorkspace Streaming 6.1.xには、クライアントがファイルをダウンロードする際に、サーバを適切に認証しないことが原因で脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたHTMLドキュメントを閲覧することで、ユーザー権限で任意のコードを実行される可能性がある。
シマンテックは、この脆弱性に関するセキュリティ アドバイザリー「Symantec Workspace Streamingに不正ダウンロードの脆弱性(SYM10-008)」を公開しており、ユーザーには最新版にアップデートするよう呼びかけている。
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