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映画館がライブ会場に--新コンテンツビジネスとして立ち上がるODSの現状

加納恵(編集部)2010年06月17日 17時44分
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 ライブやビデオゲームなど、映画以外のコンテンツを映画館で上映するODS(Other Digital Stuff)の勉強会が開催された。コンテンツの3D化やVODへの提供などの取り組みが紹介された。

 主催は、音楽サービス事業などを手掛け、ODSの企画プロデュースを担当するミュージックエアポート、TOHOシネマズ、TEDコーポレーションの3社。今まで上映されたODSのコンテンツ事例や、海外の動向、3Dコンテンツのデモ上映などを交えた内容となった。

 ODSは、映画館の大画面スクリーン、最新の音響システムとネットワークを組み合わせ、遠隔地で開催されているライブなどの映像をリアルタイムで見ることができるというもの。すでに、L'Arc-en-Cielのパリ公演や、X-JAPANなどのコンサートをライブ中継するなど、多くの実績を持つ。

 大画面と音響システムの整備により、迫力ある映像と音楽が体感できるほか、長時間の視聴を考慮した座席、飲食可能といった映画館ならではの設備をいかし、新たな視聴の場を提供できるとしている。また、映画館のロビーを利用しての物販など、コンサート会場同様のサービスも備える。

 さらに、ODSならではのメリットとして出演者のアップや楽屋映像などの特典、ライブ会場と映画館の双方向通信なども可能としており、チケットの売数に応じて映画館の座席も追加。フレキシブルに対応できることも特長だ。

 リアルタイムのライブ中継のほか、記録メディアを使った「RECORDING」上映、CD、DVD発売記念などの「EVENT」上映もあり、状況応じた上映体制を構築できるとしている。RECORDING上映では、東方神起のライブをTOHOシネマズ14カ所で2週間上映し、多くの来場者を集めた。

 TOHOシネマズでは、全国に58館の映画館を展開。うち97劇場では3Dの上映設備が整っている。今後はこの設備をいかし3Dでの上映作品を増やしていくとのこと。ミュージックエアポートでは、「今後はコンサートやライブ会場の映像をOSDを中心に、VOD、モバイルへの配信など、新たな出口を模索し、マルチウインドウ展開していく」とした。

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