Opera Softwareが、Windows、Mac OS、Linux向けブラウザの最新ベータ版「Opera 10.60 beta 1」をリリースした。高速化とHTML5への対応強化が主な変更点で、HTML5関連機能に数多くの改善が見られるほか、旧バージョンより50%高速化されたという。
Operaの関係者によると、ブラウザベンチマークの「Peacekeeper」を使って比較した場合、Opera 10.60 beta 1は現行の安定版である「Opera 10.53」よりも50%高速になっているはずだという。米CNETでも独自にテストしてみたところ、確かに大幅に高速化していたが、50%には達しなかった。3回の個別テストの平均スコアは、Opera 10.53で5104、Opera 10.60 beta 1では6792.67だった(Peacekeeperでは、スコアが高い方が高性能となる)。これは33%の高速化にあたり、50%ではないもののかなりの改善と言える。
Opera 10.60 beta 1では、HTML5の機能も数多くサポートされている。この中には、次世代の動画および音声コーデック「WebM」、位置情報サービスの互換性強化、「Web Workers」や「AppCache」のサポートなどがある。
Opera 10.60 beta 1では、インターフェースもいくつか小さな変更がある。「Wikipedia」など、Operaと提携しているサイトについては検索候補を表示させる機能が追加されたほか、タブのプレビュー機能も改善された。Opera 10.60 beta 1のすべての変更点については、こちらを参照してほしい。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス