ドリーム・アーツは6月15日、ITホールディングスグループのネオアクシスとパートナー契約を締結し、Notes移行ソリューションでの協業を強化したと発表した。
ネオアクシスは今後、リプレースニーズのある「IBM Lotus Notes/Domino(Notes)」ユーザーに対して、ドリーム・アーツの企業情報ポータル型グループウェア「INSUITE Enterprise(INSUITE)」およびウェブデータベース「ひびき Sm@rtDB(ひびきスマートDB)」への移行を、ネオアクシスが開発した「Notes to Web Transporter」を活用した新サービスを提供して積極的に支援していくという。
Notes to Web Transporterを活用した新サービスは、「アセスメントサービス」「データ移行サービス」の2つが主体となる。アセスメントサービスでは、既存のNotesDBに対してアセスメントを実施し、アクセス履歴や設計要素などを詳細に分析したレポートを作成。その結果をもとに、移行対象DBの選定、移行方針の決定、移行コストの算出を行い、データ移行の最適なパターンを導き出す。また、データ移行サービスでは、アセスメントの結果に基づき、更新が必要なDBに対しては完全データ移行、参照のみで更新の必要がないDBに対しては既存データのウェブ化を、INSUITEおよびひびきスマートDBを活用して実施する。ネオアクシスの持つNotes関連の実績から得たノウハウと、移行先ソリューションとしてのドリーム・アーツ製品を組み合わせることで、Notesの活用度合いに合った移行サービスを、短期間、低コストで提供できるという。
ドリーム・アーツは、ITホールディングスグループのTISともINSUITEおよびひびきスマートDBを活用した情報共有基盤ソリューションでの協業を行っている。ネオアクシスがNotesからのデータ移行支援を行い、TISが導入支援およびユーザーの要望に基づくアドオン開発業務までをカバーすることで、単なるNotesリプレースだけでなく、企業の情報資産活用を促進する戦略的な次世代情報基盤の構築までをトータルで支援できるとしている。
今回の協業を通じて、ドリーム・アーツは、製品情報をネオアクシスに提供し、ネオアクシスは専門部隊を設けて関連技術の強化を行う予定だ。両社は今後3年間で同サービスの30社への導入を目指すという。
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