Adobeは、今や多くの人が利用しているFlash Playerの32件の脆弱性を修正する、「クリティカル」なアップデートを公開した。
アップデート版であるAdobe Flash Player 10.1.53.64のリリースは、6月第1週にAdobe ReaderとFlash Playerのゼロデイ脆弱性に対する攻撃が出回ったことを受けたものだ。このパッチでは、他にも31件の重大なセキュリティ問題を修正している。
Adobeはこのアドバイザリで、今回の問題の緊急度について説明している。
Adobe Flash Player 10.0.45.2とそれ以前のバージョンに、クリティカルな脆弱性が存在することが確認されている。これらの脆弱性により、該当するアプリケーションがクラッシュしたり、場合によっては攻撃者が対象システムを制御できるようになる可能性がある。
この一連のパッチで修正された脆弱性は、すべての主要なOSに影響があり、Windows、Macintosh、Linux、Solaris用のAdobe Flash Player 10.0.45.2およびそれ以前のバージョンと、Windows、Macintosh、Linux用のAdobe AIR 1.5.3.9130およびそれ以前のバージョンが対象となっている。
Adobeはユーザーに対し、自分のシステムにインストールされているAdobe Flash Playerのバージョン番号を確認したい場合、About Flash Playerのページにアクセスするか、Flash Playerを実行しているコンテンツ上で右クリックし、メニューから「Adobe(またはMacromedia)Flash Playerについて」を選択することを推奨している。複数のブラウザを使っている場合には、インストールしているシステムの各ブラウザごとにチェックが必要となる。
Flash Playerの最新版へのリンクはこちらだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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