HTC、モバイルアプリ開発企業のAbaxiaを買収

文:Lance Whitney(Special to CNET News) 翻訳校正:緒方亮、高森郁哉2010年06月09日 11時25分
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 スマートフォンメーカーのHTCが、モバイルアプリ開発企業のAbaxiaを買収した。

 パリに拠点を置くAbaxiaは、通信事業者や携帯電話メーカー向けにモバイルアプリケーションを開発している会社だ。同社が設計するソフトウェアにより、携帯電話メーカー各社は、端末のホーム画面に機能をカスタマイズして追加し、一貫したルックアンドフィールを提供することが可能になる。顧客にNokia、Motorola、サムスン、そしてもちろんHTCを抱えるAbaxiaは、約60種類の携帯電話にソフトウェアを提供してきたと述べた。

 この買収は、HTCが自社傘下でモバイルアプリの開発を強化するための方策だ。

 台湾のHTCで最高経営責任者(CEO)を務めるPeter Chou氏は、現地時間6月7日の声明で、「Abaxiaを加えることで、当社のソフトウェア開発能力はより広く深くなり、イノベーションを一層加速できるようになる」と述べた。

 AbaxiaのCEOであるCedric Mangaud氏は、両社がこれまでも密接に協業してきたことから、両社の事業が互いに補完することを期待している。

 今回の買収の前に、HTCは2008年にデザイン企業のOne & Coを買収している。これは、HTCの携帯電話向けにユニークなルックアンドフィールを開発することを打ち出した一手だった。

 苦難の2009年を終えたこの2010年、HTCは製品ポートフォリオに大量の新製品を加えて、業績の好転を目指してきた。同社は、米国初の4G通信スマートフォンとして米国時間6月4日に発売した新機種「HTC Evo 4G」に、大きな需要を見込んでいる。

 買収の金銭的条件は明らかにされなかった。The Wall Street Journal(全文を読むには購読登録が必要)が6月7日付で、HTCがAbaxiaに1320万ドルを支払うと述べたと報じたが、HTCはこの情報を肯定していない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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