ラック、オフィスのIT環境をまるごと外部委託できるクラウドサービス

田中好伸(編集部)2010年05月27日 18時07分
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 ラックは5月27日、PCやネットワークなどオフィスのIT環境を一括で仮想化して収納、セキュリティを含めて運用するオフィス環境提供サービス「サイバー・ビジネス・センター(CBC)」を6月1日から提供することを発表した。導入と月額の費用は、仮想クライアントPC数や利用ソフトウェア、ソフトウェア数などをもとに個別見積もりとなっている。

 CBCは、サーバやネットワーク、PCなどのオフィス機能を遠隔操作で利用でき、社内に加えて外出先や自宅など場所を選ばず、アクセス条件を細かく制御できる。社内の重要情報や個人情報を包括的セキュリティ対策が実施されるCBC内に保持することで、情報漏洩リスクが低減され、運用負荷の軽減が見込まれるという。ユーザー企業からの要望に応じて、ユーザー企業専用のCBCを構築して、運用を支援するサービスも提供できるとしている。

 今回のサービスでは、USBメモリやメールなど情報の持ち出しと持ち出し後の取り扱いを安全にコントロールできる仕組みを採用している。また認証や認可、アクセス制御、操作ログなど、CBCで管理された仮想PCで機密情報や重要情報を取り扱えることから、直接操作するクライアントPCの管理負荷を気にする必要がないという。

 CBCでは最新のIT環境を用意しており、サービス利用に使用するクライアントPCは最低限の機能で十分としており、低価格PCや古いPCなどの活用の幅が広がるとしている。iPhoneやAndroidなどのスマートフォンも活用できるという。CBCを活用すれば、従来負荷となっていたインフラ固定資産の初期投資を行う必要がないことから、財務体質の強化や健全化を支援できるとしている。過去に開発された業務システムは、セキュリティ対策を適用できないなどの課題が問題視されているが、CBCに移行すれば、従来の資産も安全に有効活用できると説明している。

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