日立、ボリューム容量仮想化機能を標準搭載した中小規模システム向けディスクアレイ

富永恭子(ロビンソン)2010年05月12日 19時24分

 日立製作所(日立)は、ミッドレンジディスクアレイ「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」(AMS2000シリーズ)に、中小規模システム向け新モデル「Hitachi Adaptable Modular Storage 2010(AMS2010)」を追加し、5月13日から販売を開始すると発表した。

 AMS2010は、AMS2000シリーズのエントリークラスモデルとして、PCサーバなどで構築される中小規模システム向けに提供する製品。デュアルコントローラなど、シリーズの内部構造を活用して高信頼、高性能なハードウェアを提供するとともに、データの遠隔コピーやバックアップなどにもオプションで対応する。

 また、従来のAMS2000シリーズではオプション機能として提供していたボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」を標準搭載する。仮想化技術によりディスクアレイの容量使用効率を最大化できるため、初期導入コストを従来比で最大約80%抑えられるとしている。さらに、AMS2010の製品保証期間は、従来シリーズの1年間から3年間に延長されれている。

 AMS2010は、デュアルコントローラ、ファイバチャネル4ポート(4Gbps)、キャッシュメモリ4Gバイトを搭載し、容量は約285Gバイトより。価格は175万5600円からとなっている。

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