アドビ、eラーニング作成ツールをセットにした「Adobe eLearning Suite 2日本語版」を発売

ZDNet Japan Staff2010年05月12日 13時42分

 アドビ システムズ(アドビ)は、eラーニングコンテンツの作成、検証、メンテナンスツールの最新版「Adobe eLearning Suite 2日本語版」および「Adobe Captivate 5」の提供を6月25日に開始すると発表した。

 Adobe eLearning Suite 2は、eラーニングコンテンツのオーサリングツールである「Adobe Captivate 5」を中心に、「Flash Professional CS5」「Dreamweaver CS5」「Photoshop CS5 Extended」「Acrobat 9 Pro」「Presenter 7」「Soundbooth CS5」の各製品で構成されるスイートパッケージ。最新版では、各アプリケーションの統合を緊密化したことで、コンテンツの作成がより容易になったことと合わせ、Windowsに加えてMac OSにもネイティブで対応した。

 スイートを構成する各製品も機能が強化されている。例えば、Captivate 5ではユーザーインターフェースがCS5の各アプリケーションと共通化され、複数ドキュメント編集やワークスペースのカスタマイズが可能になった。また、アグリゲーション機能が強化され、DreamweaverとFlashのeLearning拡張機能、オーサリングアプリケーションとアセット作成ツール間のワークフローを可能にする新アプリケーションが搭載されている。

 さらに、コンテンツのメンテナンス作業を簡便化するための「Object Style編集」機能が導入され、プロジェクト全体にわたる変更を数クリックで行うことが可能になった。そのほか、eラーニングコンテンツの公開後は、アドビの運営する「Acrobat.com」やその他のウェブサーバから学習者の主要な指標を追跡することができる機能などが追加されている。

 Adobe eLearning Suite 2の価格は、製品版が26万1450円。前バージョンからのアップグレードが9万8700円。Adobe Captivate 5の価格は、製品版が9万300円。アップグレード版が4万5150円。

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