エニドアは5月7日、人力翻訳サービス「コニャック」を利用して、iPhoneやiPadアプリの説明文を500円で英語化する「iPhone・iPadアプリ―ワンコイン翻訳サービス」を開始した。
コニャックは、オンラインで利用できる人力の翻訳サービスだ。依頼者がコニャック上に原稿を投稿すると、登録する翻訳者最大3名がその原稿を翻訳する。料金は1文字あたり0.45円からとなっており、翻訳者には料金がポイントとして付与される。たまったポイントは20%の手数料を引いた後に現金化できる。
翻訳者は登録制。在宅ワークの翻訳者や実務経験の浅い翻訳者、外国語を学ぶ学生などが空いた時間を利用して翻訳するケースも多いという。現在47の言語に対応しており、ECでの海外とのやりとりや留学生の論文翻訳などに利用されている。「高額なビジネスユースの人力翻訳と、無料だが精度の低い機械翻訳の中間を満たす翻訳サービス」(同社)
今回提供するサービスでは、iTunes StoreのApp Storeで提供するiPhoneおよびiPadアプリの説明文を、500円で翻訳する。専用ページから連絡先やアプリ名、URLなどを入力して申し込むと、コニャックに登録する翻訳者が、当該アプリの説明文を英語化する。先着100アプリまでの提供となる。
エニドアによると、最近ではiPhoneやiPadアプリの説明文に関する翻訳依頼も増えているとのことで、今回のサービスによって「個人法人を問わず利用できる価格に設定することで、日本国内でしか展開していない優良アプリをいち早く海外展開できるようになる」と期待を込める。
エニドアは2009年2月設立のベンチャー。共同経営責任者の山田尚貴氏と菊池智博氏は、スカイライトコンサルティング主催のビジネスプランコンテスト「起業チャレンジ2009」で最優秀賞を受賞し、その賞金を元に起業した。2010年3月にはサムライインキュベートを割当先とした約600万円の第三者割当増資も実施している。
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