NSSOL、SQL Server 2008ベースのDWH--中小規模向けに容量1〜3テラバイトに対応

富永恭子(ロビンソン)2010年04月15日 19時08分

 新日鉄ソリューションズ(NSSOL)は4月15日、容量 1〜3テラバイトのデータウェアハウス(DWH)に最適化したパッケージ「NSSOL版 SQL Server Fast Track Data Warehouse」の販売を開始することを発表した。

 同パッケージは、マイクロソフトの「SQL Server Fast Track Data Warehouse リファレンス アーキテクチャ」とデルのサーバとストレージを組み合わせた構成で、日本国内の非メーカー系システムインテグレーターとしては初めて米Microsoftの性能検証試験を通過、承認を得たという。

 ソフトウェアとハードウェアの両面で広く普及した製品を採用し、容量1〜3テラバイトのDWHとして十分な処理速度を実現する設定を行ったとしている。導入時の性能リスクと費用、運用コストの大幅な削減が可能だという。

 NSSOLのシステム研究開発センター内に性能検証環境を用意し、ユーザー企業の用途にあわせた性能試験を提供することで速やかな導入を支援、同パッケージでDWHやビジネスインテリジェンス(BI)の運用やコストに悩みを抱える中堅企業や大企業の事業部門に対し、NSSOL版SQL Server Fast Track Data WarehouseとBIシステムの一貫した導入を推進していくとしている。

 24時間365日対応のハードウェア現地交換サポート(3年間提供)を含み、価格は800万円から。同パッケージを活用したDWHソリューションの売り上げとして、初年度2億円を目標としている。

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