ケンコーコムは4月12日、薬事法施行規則等の一部を改正する省令(改正薬事法省令)の無効確認や取り消しなどを求めた行政訴訟で、3月30日に東京地方裁判所(東京地裁)において言い渡された判決を不服として、控訴することを明らかにした。4月13日にも東京高等裁判所(東京高裁)に控訴を提起する。
ケンコーコムとウェルネットは、2009年6月1日に施行された改正薬事法省令によって禁止された一般用医薬品のネット販売について、事業を継続する権利の確認と、省令の無効の確認・取り消しを求めて、東京地裁に国を相手取った行政訴訟を起こしていた(これまでの経緯はこちら)。
しかし、3月30日に出された判決で東京地裁は、省令の無効確認・取消し請求を却下し、権利確認請求を棄却した。
両社は「判決文の内容を検討した結果、本判決は承服しがたいものである」として、東京高裁への控訴を決定したとしている。
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