仕事にマインドマップを使う人はずいぶん増えたが、何枚もマインドマップを書いていると「もっときれいに書けたら」と思うようになる。するときれいに仕上げることに神経がいってしまい、思考の内容がおろそかになってしまう……という心配を持つ人がいるかもしれない。実際はそんなことはなく、むしろ美しいマインドマップからは、よりアイデアが発展する可能性があるというのだ。
本書では、デザインの仕事に携わる2人の著者が、デザイン思考を活かしてマインドマップを書くことの意義を、丁寧に解説する。新書サイズでありながら、美しいカラーのマインドマップを多数掲載している。また、マインドマップを美しく仕上げるための、ちょっとした工夫やヒントが随所にあり、これらを取り入れれば、自分の書くいつものマインドマップを、もっと思考が広がる、何度見ても楽しいマインドマップにバージョンアップすることができる。
さらに、仕事でマインドマップを使う際、すぐに書き始められるように、マインドマップのテンプレートが提案され、どのように思考を発展させて行くのかの1つの目安になる。
きれいなマインドマップは、自分だけのものではなく、プロジェクトの問題を解決するアイデアを導き出すなど、周りの人をも巻き込んだ、有効なツールとして利用できるようになる。デザイナーのように美しいマインドマップを書いて自分の仕事をもっと発展させたいと思うならば、ぜひ手に取ってほしい1冊だ。
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