Intelは、アプリケーションの販売を目指す開発者に売り場を提供する「AppUp Center」に、Linuxベースのネットブック用OS「Moblin」に対応するバージョンを追加して提供開始した。
AppUp Centerは、主にネットブックに搭載されるIntelの「Atom」プロセッサを対象としたオンラインアプリケーションストアで、2010年1月にWindowsアプリケーション用のベータ版が公開された。Moblin版もベータ段階であり、どちらのストアについても、現在は米国およびカナダの消費者が利用できる。欧州のユーザーには現地時間3月31日に公開される予定だ。
Moblin版AppUp Centerは現在、「Moblin 2.1」対応アプリケーションを受け付けているが、将来的には「MeeGo」用アプリケーションを取り扱う予定だ。MeeGoは、MoblinとNokiaの「Maemo」プラットフォームを融合させるもので、2010年2月に発表され、両OSを受け継ぐことになる。Intelによると、MeeGoへの移行により、開発者はネットブックだけでなく、スマートフォンや他の家電製品も提供先として想定可能になるという。
開発したアプリケーションは、「Intel Atom Developer Program」を通じてAppUp Centerに登録できる。開発者は同プログラムにより、自作のソフトウェアの価格と販売地域を設定できる。Atom Developer Programの登録手順には、同プログラムの対象国に新たな国が加わった場合、そうした国を自動的にアプリケーション提供地域に追加するチェックボックスも含まれる。
Intelはまた、開発者に対し、「Million Dollar Development Fund」の第1弾である「Fast Track 2010」が3月31日に締め切られることを改めて周知した。これは、Atomチップセット用にアプリケーションを作成することへの関心喚起を目的としたプログラムだ。同ファンドでの取り組みにはまた、8月16日に募集を締め切る「Intel Atom Developer Challenge」もあり、大賞のアプリケーション2点にはそれぞれ5万ドル(3万4000ポンド)相当が贈られる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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