パナソニック、亀梨和也氏を起用し20代向けの電気シェーバー販売を強化へ

坂本純子(編集部)2010年03月16日 18時12分

 パナソニック アプライアンス・ウェルネス マーケティング本部は3月16日、メンズシェーバー・ラムダッシュシリーズの新キャンペーン発表会を開催した。

  • 防水試験「PIX7」をクリアしたラムダッシュ ESシリーズ

 イメージキャラクターに亀梨和也さん(KAT-TUN)を起用。安全カミソリを使用している20代の若年層を主なターゲットとしたエントリーモデル「ラムダッシュ(WETシリーズ)」を強化する方針だ。

 ラムダッシュシリーズは、1955年の第1号機発売から今年で55周年を迎える。パナソニック 役員 アプライアンス・ウェルネスマーケティング本部 本部長の石井純氏は、ナノテクノロジなど独自の技術を搭載した商品は、2009年度に高い販売伸び率で推移し、「ナイトスチーマー ナノケア」は2008年度比で180%、「ヘアドライヤー ナノケア」は2008年度比で120%になるとアピールした。

 一方で、「女性向け商品だけがヒットを牽引しているわけではない」と話す。同社の調査によれば、肌を若々しく保ちたいと考える男性は年々向上しているという。ラムダッシュシリーズに搭載した「30度鋭角ナノエッジ刃」や「リニアモーター駆動」により深剃りと肌へのやさしさを両立。さらにお風呂で使える点を訴求し、新たな層を開拓する方針だ。

 電気シェーバー市場の推移は2008年度と同様に2009年度も630万台を出荷する見込みだ。これは、2009年度のルームエアコンの推定出荷台数と同じという。安定した市場規模であることに加え、まだ安全カミソリを使用しているユーザーも多くいることから、「電気シェーバーの市場規模はまだ伸びる余地がある」との考えを示した。

 パナソニックでは、テレビCMやイベントやウェブ、主要駅でのティザー広告など幅広く2009年の2倍にのぼる規模で広告展開していくとしている。

  • 男性の美意識は年々高まっているという

  • 電気シェーバー市場の推移

  • 年代別のシェービング機器

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