エンタープライズクラウドコンピューティング企業として市場展開するSalesforce.comが米国時間2月24日、2010会計年度第4四半期(2009年11月-2010年1月期)と同会計年度の業績結果を報告した。
同社は第4四半期の業績について、利益が2040万ドルで前年同期の1380万ドルから48%増加したと述べた。GAAPの1株あたり利益は、前年同期の11セントから41%増加して16セント、売上高は22%増加して3億5400万ドルであった。
2010会計年度については、1株あたり利益は前年比82%増の63セント、売上高は前年比21%増の13億1000万ドルであった。会長兼最高経営責任者(CEO)であるMarc Benioff氏は声明で、次のように述べた。
当社の年間業績結果が示すように、クラウドコンピューティングへの移行がsalesforce.comの爆発的な成長を促している。われわれの「Sales Cloud」「Service Cloud」「Custom Cloud」の各事業がすべて、素晴らしい業績を上げた。そしてさらによい知らせがある。われわれは先週、「Salesforce Chatter」のプライベートベータ版プログラムをリリースした。顧客はこれにより、次世代ビジネスコラボレーションモデルをいち早く体験することができる。このモデルは、FacebookやTwitterなどによって人気が高まったソーシャルモデルに対応することにより、「Lotus Notes」や「Microsoft SharePoint」などの既存製品に代わる強力なものとなっている。
第4四半期には、総顧客数が前年同期から31%増加し、7万2500社になった。年間の新規顧客の純増加数は1万7100社であった。
同社は今後の見通しについて、第1四半期の売上高は3億6500万〜3億6700万ドルあたり、GAAPの1株あたり利益は12〜13セント、非GAAPの1株あたり利益は29〜30セントほどになると予測している。年間の見通しについては、売上高の増加率は16〜17%になるとし、以前発表した予測を引き上げた。GAAPの1株あたり利益は58〜60セント、非GAAPの1株あたり利益は1.25ドル〜1.27ドルになると予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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