TechCrunchの報道によると、Appleは「App Store」から「露骨な性的コンテンツ」を削除しようとしているかもしれないという。
アダルト向けアプリケーション「Wobble iBoobs」の開発者がTechCrunchに対し、自分のアプリケーションが削除されたことを報告している。Appleは書簡でその開発者に対し、App Storeから性的なコンテンツを削除するという計画の一環として、同氏のアプリケーションを削除する決定を下したと報じられている。
TechCrunchによると、Appleがこの開発者に送った書簡には、「われわれは当初、あなたのアプリケーションWobble iBoobs(Premium Uncensored)に含まれるコンテンツは、配布して問題ないと考えていた」と記されていたという。「しかし最近、このような種類のコンテンツに対する顧客からの苦情を多数受け、それに応じてガイドラインを変更した。われわれは、あなたのアプリケーションをはじめ、露骨な性的描写を含むすべてのコンテンツをApp Storeから削除することにした」(Appleの書簡)
同アプリは現在、App Storeに存在しない。
削除されたのはこのアプリケーションだけではないようだ。筆者は米国時間2月19日の午前、アダルト向けアプリケーションがまだ存在するかどうかを確かめるためにApp Storeを検索した。その大多数が削除されていた。
削除された著名なアプリケーションの中に、App Storeで最初の「ポルノスターアプリケーション」を開発したGrindhouse Mobileによるものがある。2009年9月に承認されたこれらのアプリケーションにはヌード画像は含まれず、Grindhouseのウェブサイトにはまだ、AppleのApp Storeで購入可能と記されているが、そのダイレクトリンクをクリックすると、それらのアプリケーションがもはや存在しないことを伝えるApp Storeが作成したメッセージが表示される。
Grindhouse Mobileは19日、筆者に対し、アプリケーションが削除されていることを認め、後ほど詳しくコメントする予定だと述べた。
いくつかのアプリケーションは削除されているようだが、カーマストラ(Kama Sutra)へのアクセスを含むとしてAppleが当初は承認しなかった電子書籍端末アプリケーションなど、性的コンテンツに分類されるアプリケーションがまだ多数App Storeに残っている。
Appleは固く口を閉ざしている。同社は筆者に対し、App Storeのポリシーを変更したとは決して述べなかった。同社関係者は、本件に対する筆者の問い合わせに対し、Appleがアプリケーションを削除する場合、顧客からの苦情がその重要な要素となると回答した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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