居住地や出身地の自治体に寄付をすると住民税および所得税が控除される「ふるさと納税」制度で、大阪市がクレジットカードによるネット経由の寄付の受け付けを始めた。
クレジットカードによる寄付金は、インターネット収納サービス「F-REGI(エフレジ)公金支払いサイト」を通じて受け付ける。利用者はサイト上からメールアドレスを送信し、返信されたメールに記載された手続きページにアクセス、カード番号などの必要事項を入力すると手続きが完了する仕組みだ。
VISA、MasterCard、JCBのマークが付いたクレジットカードでの利用が可能。金額は1000円以上で1回払いのみとなる。
大阪市の政策企画室企画部政策推進担当者は、「これまでは銀行などに出向いて収める必要があったが、今回のシステム導入により自宅からも寄付が可能になった。利便性の向上で寄付額を増やせれば」とのこと。2月1日の開始以来、現時点でのクレジットカードによる寄付は1件にとどまるものの、「これを機に現在寄付を集めている重要文化財『泉布観』の改修費用1億円を集められれば」とクレジットカードによる寄付の動きに期待を寄せた。
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