エプソン、顔料インク採用のマルチフォトカラリオ「PX-602F」

 エプソンは2月17日、「マルチフォトカラリオ」シリーズの新商品として、プリント複合機「PX-602F」を発表した。2月25日に発売する。価格はオープンだが、店頭想定価格は2万円台後半になる。

 PX-602Fは、プリント、スキャン、コピーに加えて、ファクス機能および有線・無線LANを標準装備した1台4役のインクジェット複合機だ。

 インク全色に、発色性が高く保存性も強い顔料インク「つよインク200X」を採用。裏写りしにくく、普通紙でもくっきり鮮やかにプリントでき、水性マーカーを使ってもにじみにくい優れた耐水性を実現しているという。

 高速・高画質プリントを可能にする画像処理エンジン「REALOID(リアロイド)」と、一度に吐出するインク量、回数を大幅にアップさせた「高速MACHヘッド」を搭載。A4文書でカラー9.5ipm/モノクロ15ipmと、高速印刷が可能だ。

 ファクス機能はスーパーG3規格に対応し、高速電送が可能。PCファクス送信にも対応し、パソコンで作成した文書をそのまま相手先のファクス機に送信できる。さらに最大30枚までの原稿を一気に取り込めるオートドキュメントフィーダ(ADF)も搭載した。

 操作パネルは、2.5型液晶と一体化したチルト機構を採用し、使いやすい角度に調整が可能。プリンタ天面にはドットパターンテクスチャをつけ、傷や指紋がつきにくいデザインとした。

 カラーのインクが切れても安心の「黒だけでモード」を搭載し、カラーインクがなくなっても最長5日間はブラックインクだけを使用したモノクロプリントが可能だ。

「PX-602F」 「PX-602F」

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