RealNetworksとViacomは米国時間2月9日、音楽配信サービス「Rhapsody」をスピンオフすると発表した。
Rhapsodyは、MTV Networksの親会社であるViacomと、RealNetworksとのジョイントベンチャーによって運営されていたが、長年にわたりユーザー基盤の拡大に苦戦してきた。
今回の動きに伴い、RealNetworksは同音楽サービスの経営支配権を手放すことに決めた。RealNetworksによるRhapsodyの株式保有率は、これまでは過半数だったが、スピンオフ後は49%をわずかに下回ることになる。ViacomもRealNetworksと同程度の株式を保有する。
RealNetworksは、新会社へ1800万ドルを提供することに合意した。RealNetworks管理下のRhapsodyはこれまで、音楽ファンから本格的な支持を集めるまでにはいたっていない。Rhapsodyは、大半のサブスクリプション型サービスにつきまとった問題に苦しんできた。音楽ファンは曲を購入して所有することを好み、月額料金の支払いをやめると音楽ライブラリを失うリスクを冒したくないと考えている。
今回の動きに先立ち、RealNetworksでは首脳陣の大きな刷新があった。RealNetworksの創設者で最高経営責任者(CEO)だったRob Glaser氏が、CEOを辞任すると2010年1月に報じられた。Rhapsodyのスピンオフは、暫定CEOのRobert Kimball氏(いずれ正式なCEOに就任するとみられる)が行った最初の大きな決断のようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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