コトバンクは2月10日、英語学習サイト「Sqript!」をリニューアルした。
Sqript!は2009年5月にサービスを開始した英語学習サイトだ。これまで、シチュエーションや言い方の丁寧さを分類してメールや会話で利用できる英語例文を用意。ユーザー同士で共有したり、さらにアレンジした例文を作成できるサービスを提供してきた。
今回、「実践的な英語例文をすぐ学習に利用できる」ということをテーマに、コンテンツ内容を一新し、一部の機能を有料サービスとして追加した。
リニューアル後のSqript!では、外資系企業や商社、海外拠点を持つメーカーなどに勤務する日本人が、実際の業務で使う英語をもとに例文を作成。さらにネイティブスピーカーが校正したのち、サイト上に公開している。「例文はメール用に1000件、会話用に1500件用意した。電話対応や見積もりの確認など、シチュエーションごとに具体的な内容となっている。書店で販売している学習教材レベルの内容は網羅できている」(同社)
会話用の例文には、すべて音声データが付属しており、有料会員であればこれをダウンロードして、リスニング学習やロールプレイング学習(会話中の登場人物の1人となって、ほかの登場人物との会話をロールプレイする学習法)ができる。また、学習したい例文をモバイルから閲覧できる機能も提供するほか、特定のテーマごとに学習すべき例文を「コース」としてパッケージ化してユーザーに案内する機能も用意する。
有料会員は3カ月契約で8940円から。申し込みから10日間の利用は無料となっている。音声データのダウンロードについては、1カ月16件までに限定される。
コトバンクでは今後、Sqript!をコンシュマー向けに提供する一方で、人材育成やコンサルティングを手掛ける企業に対してOEM提供することを検討する。また、英語学習用のiPhoneアプリケーションも提供する予定だという。
なおコトバンクでは、コアピープル・パートナーズを引受先とした第三者割当増資を実施することも明らかにしている。増資額は680万円で払い込みは2月12日の予定。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス