HDMI Licensingは米国時間2月3日、HDMI規格バージョン1.4の3Dに関する部分について、同団体のウェブサイト上で一般向けダウンロード公開を開始したと発表した。
これが意味するのは、HDMI Adopter Agreementをまだ履行していない企業や組織も、HDMI規格バージョン1.4の3Dに関する部分にアクセスできるようになったということだ。以前は、HDMI Adopter Agreementに署名した者だけが、そうした情報へのアクセスを認められていた。
ダウンロード公開された文書は、HDMI規格バージョン1.4から抜粋されたものだ。また、3Dに関する部分へのアップデートを追加したHDMI規格バージョン1.4aが、近いうちに発表されることになっている。HDMI Licensingによれば、バージョン1.4aがHDMI Adopterに公開された後、同文書の3Dに関する部分へのアップデートも、すぐに一般向けにダウンロード公開されるという。
HDMI LicensingのプレジデントであるSteve Venuti氏によれば、今回の一般向け公開は、HDMI Consortiumが、映画やゲーム、放送コンテンツを対象とする3Dフォーマット標準化の重要性と、HDMI Adopter以外の人々がHDMI規格の3Dに関する部分へアクセスすることの必要性を認識していることを示しているという。
HDMI 1.4はHDMI規格の最新かつ最も強力なバージョンで、幅広いHD体験を実現するための機能を多数備えている。これには、HDMIケーブル経由のネットワーキングを可能にするHDMI Ethernet Channelや、3Dおよび動画の4K解像度のサポートなどが含まれる。
HDMI Licensingは、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格のライセンスを管理する団体である。同団体は2009年11月、消費者が必要なHDMIケーブルを見つけやすくするために、HDMIケーブルを機能別に分類する新たなガイドラインを発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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