HDMI商標とロゴに新ガイドライン--HDMI Licensing発表

文:Dong Ngo(CNET News) 翻訳校正:編集部2009年11月20日 12時24分

 どの種類のHDMIケーブルを購入するべきかと頭を悩ませている人は多い。非常に多くの種類が提供されているため、どれにどのような機能があるのかを把握することは難しいのだ。しかし、この悩みから解放される日は近い。

 顧客が自分の要求に合った製品を容易に特定できるようにすることを目的に、HDMI Licensingは米国時間11月19日、「HDMI Adopted Trademark and Logo Usage Guidelines」の更新版をリリースした。HDMI Licensingは、HDMI(high-definition multimedia interface)規格のライセンスを管理する団体である。

 同ガイドラインにおける最も顕著な変更点は、バージョン番号の使用が大きく制限され、ケーブルに対する新しいマーケティング要件が課せられている点である。新しい要件は、消費者による製品の選定を簡素化するためのものであり、消費者が、各バージョンの違いを調べることなく、機能に基づいて適切な製品を購入できるようにする。

 新しいガイドラインによると、HDMI Adopterは今後、HDMI規格のバージョン番号をHDMI準拠製品のラベル、パッケージ、または宣伝文句に使用することが禁止されるという。ケーブル製品については、この制約が直ちに適用される。ケーブル以外の製品については、2012年1月1日から完全に適用される。

 新しいガイドラインでは、すべてのHDMIケーブル製品を以下の5つの種類に分類する。

  • 標準HDMIケーブル
  • イーサーネット対応標準HDMIケーブル
  • 車載向け標準HDMIケーブル
  • HIGH SPEED HDMIHDMIケーブル
  • イーサーネット対応HIGH SPEED HDMIケーブル

 市場に提供されているHDMIケーブルの最新バージョンは、バージョン1.3である。しかしHDMI Licensingは最近、HDMI Adopter向けにバージョン1.4用のCompliance Test Specificationもリリースした。HDMI規格の新しいバージョン1.4には、HDMI Ethernet Channel、Audio Return Channel、3D、4K、Content Typeなど、いくつかの新機能が定義されている。

 バージョン1.4がいつ一般向けに公開されるかは明らかではないが、ラスベガスで開催される2010 Consumer Electronics Showでは、このバージョンに対応する製品が展示される予定である。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ

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