音楽を対象とするブラウザベースの「iTunes Preview」ページを提供開始してからわずか数カ月後、Appleは同機能を拡張し、「App Store」で提供されているアイテムにも対応した。
これにより、ユーザーはAppleのホームページで「iPhone」や「iPod touch」用アプリケーションの情報を得るために「iTunes」へのリンクをクリックすると、AppleのiTunesソフトウェアでiTunes Storeを閲覧するときに表示されるようなレイアウトのページへ誘導されるようになった。今までと異なるのは、それがブラウザ内で表示される点だ。これで、iTunesをインストールしていないユーザーも、同ソフトウェアをインストールすることなく、アプリケーションに関する詳細な情報を確認できるようになる。とはいえ、プレビューページは、ユーザーがアクセスするたびに、iTunesの起動を試みる。
過去の報道でお伝えしたように、これらのプレビューページは、正式なiTunesの販売ページと比較すると、いくつかの欠点がある。例えば、閲覧できるカスタマーレビューや、ユーザーが購入したほかのアイテムの数が限られている。また、ユーザーはアプリケーションの購入、ウィッシュリストへの追加、「Twitter」や「Facebook」での共有などを行うこともできない。
こうした制限があるとはいえ、iTunes Previewプログラムは、AppleがiTunes Store事業を従来型のソフトウェアから脱却させ、ウェブ上へ移行させようとしていることを示す有力なヒントである。Appleは同プレビュープログラムで全てのコンテンツをサポートしているわけではなく、映画やテレビ番組、ポッドキャスト、オーディオブックは未対応である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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