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Firefoxの開発方法に悩むモジラ--微調整か、全面改造か - (page 2)

文:Stephen Shankland(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2010年01月12日 07時30分
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 Mozillaで開発者向けの渉外を担当するChris Blizzard氏は、メーリングリストのメッセージではLorentz案を支持しているようだ。Blizzard氏は、後にするのではなく早い時期に実装したいという機能をいくつか追加した。これには、「Windows」マシン向けのより高速なDirect2Dベースグラフィックス、いくつかのグラフィック要素に動きを加えることができるCSS Transitions、そしてブラウザとサーバ間の通信用のWeb Socketsが含まれている。

 しかし、Blizzard氏は、新しい機能には遅れというリスクがあると付け加えている。「そうは言うものの、この一連の機能が大きくなりすぎないように気をつける必要がある。そうしなければ、リリースまでの期間がかなり長引いてしまうだろう」と同氏は言う。実際に、それは「Firefox 3.5」で起こったことだ。Firefox 3.5は、短期間での3.1アップデートとして始まったが、より多くの機能が追加されるにつれ、リリースが数カ月遅れた。

 L. David Baron氏は、次のように付け加えている。「前回これをやったときのことを考えると、この案は嫌な気がする。Firefox 2.0は、トランク(Geckoの新バージョンの開発)からリソースを吸い取って、ひどく不安定にしてしまった。そして、Firefox 3に向けて元に戻すのに長い時間がかかった」

 Mozillaメーリングリストでの議論は、最終的に、企業ユーザーは速い開発サイクルにどの程度対処できるかという点に向かった。

 プログラマーのRobert O'Callahan氏は、「わたしの意見では、ウェブの本質は、長期間の安定的なブラウザブランチにはあまり向いていない。ウェブ自体に見られる多くのセキュリティ上の問題によって、UI(ユーザーインターフェース)やアーキテクチャの変更といった、予防的なセキュリティ対策が必要とされている。これらは通常『安定的なブランチ』には適用されないものだ」と言う。

 IBMのプログラマーで、ウェブ開発者を支援するFirefoxアドオン「Firebug」の開発に関与しているJohn J. Barton氏は、比較的迅速な変更に賛成だ。

 Barton氏は次のように書いている。「IBMやその顧客は皆、より迅速な開発サイクルへ移行しつつある。わたしがFirefoxチームに対し、その方向に進み続けるよう主張しているのはそのためだ」

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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