Freescale Semiconductorは、新しい「スマートブック」タブレットコンピュータを計画しており、その第2世代のリファレンスデザインをConsumer Electronics Show(CES)で披露する予定である。
タブレットコンセプトは現在、世界の注目を浴びていると言っても過言ではない。近々発表されるといわれているAppleのタブレットに対するメディアの報道がこれだけ過熱しているため、これらの最新型機器の中心となるチップを提供するFreescaleなどの企業は、機器メーカー向けに自社が提案しているコンセプトを早く披露したいと考えている。
声明によると、Freescaleは、省電力型ARMプロセッサの同社版である、「ARM Cortex-A8」技術をベースとする「i.MX515」チップを搭載する「200ドル未満」のデザインを推進しているという。
Freescaleは同デザインについて、「インスタントオン機能、持続的な接続性、1日持続可能なバッテリ寿命を提供する」と述べている。同社がCESで披露するタブレットでは、AndroidとLinuxの両OSが稼働する見通しとなっている。
Freescaleのリファレンスデザインの概要は以下のとおり。
設計および製造サービスにはInventec Appliance、ソフトウェア統合、カスタマイズ、最適化にはThundersoftが、パートナー企業として名を連ねる。
かつてはMotorolaのチップ製造部門であった(2004年にスピンオフした)Freescaleは、同社の技術プラットフォームを「Smart Application Blueprint for Rapid Engineering(SABRE)」と呼んでいる。「スマートブック向けのSABREタブレットプラットフォームには、サバンナ美術大学の著名な『Industrial Design』プログラムとして最近実施した、エンドユーザー対象の研究調査によるフィードバックが反映されている」と同社は述べた。
提供時期は、同社によると、2月から同スマートブックリファレンスデザインを評価向けに提供開始する予定であるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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