サイバーエージェントのミニブログサービス「Amebaなう」が12月8日に携帯電話向けにオープンした。10日には急遽PC版を予定より前倒しして公開。さらに16日に著名人の投稿を集約した「芸能人なう」のPC版をスタートするなどスピード感ある展開を続けている。
累計投稿数はサービス開始1週間で100万件を突破。参加する芸能人は700人を超え、当初2010年3月までの目標にしていた600人を早々に達成した。海外のミニブログ「Twitter」にはない魅力で多くのユーザーを惹きつけている。サイバーエージェントでAmebaなうを担当するプロデューサーの永山瑛子氏に、Amebaなうの誕生秘話、楽しい使い方を聞いた。
最初は芸能人に限定したサービスとしてプロジェクトが発足しました。タレントの一言を眺めて楽しむもので、ブログの次の機能として始めようという感じだったんです。
モバイル版ができつつあった段階で、「やっぱりPCでもやりたいよね」みたいな話が社長から出てきて、「じゃあやりますか」となりました。もともと私はモバイル版のときはプロジェクトに関わっていなかったんですけど、PCでも出すことになって参加しました。
Twitterが盛り上がっていったことが、Amebaなうを一般ユーザーとPC版にも広げようというきっかけになったと思います。
決まったのは私がプロジェクトに参加する前なんですけど、けっこうブレストして、それこそAmebaボイスだったり、Amebaリアルだったりとか、いろいろ考えた結果、「なう」が出てきました。「これいいんじゃない?」みたいな、「これいけるっしょ」みたいな感じで決まりました(笑)
サービス名が話題になるとは思ってなかったので、少し前に「Amebaなうが出るぞ」ってニュースが出たとき、社長が「ちょっと、名前、あれで大丈夫かな?」と言ってました(笑) 「もうやりましょ!」みたいな感じで進みましたけどね。
芸能人の一覧を見ていても「○○なう」とかけっこう使われています。もう会社のみんなの中では、「Twitterからなうはいただいたね」とか、「○○なうはもうもらったね」みたいな話は出ますね(笑)
まだ「なんだろうこれ」って思っている人もいると思います。たぶんTwitterに最初登録したときに同じ状況に陥った人もいると思うんですけど、まず誰を登録すればいいのかわからない、誰のつぶやきを見たらいいのかわからないんです。
そのハードルをもっと低くするために芸能人を前面に押し出しています。フォローしても芸能人から何か言われるわけではないですが、運良く目にとまったらフォロー返しもしてもらえます。最初はどんどん芸能人をフォローさせるということを重点的にやっていこうと思っています。
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