フィジオスは12月17日、ウェブアプリケーション「PHYZIOS Studio」プロフェッショナル版を発表した。
PHYZIOS Studioは、「粒子法」と呼ぶ物理シミュレーション技術を利用したウェブアプリケーションだ。水や火、石などの性質をシミュレートしたオブジェクトや、さまざまなアクションを行う画像オブジェクト「アートピース」を設置して、アート作品やゲームを作成できる。8月にプロトタイプを公開し、11月には機能を拡張したベータ版を公開している。
今回発表したプロフェッショナル版では、物体の性質をカスタマイズして、「冷たい石」「熱くて粘性のある液体」などを作り出せるようになった。また、これまでは1画面内に作品を収める必要があったが、画面のスクロールに対応。これによって、横スクロールするアクションゲームの作成なども可能になった。
また、新たに搭載したスクリプトエディターを使うことで、アートピースを自由に作成できるようになった。アートピースの制御にはJavaScriptをベースにしたスクリプトを使用しており、細かな動作設定を盛り込むことができる。
将来的には、クリエーターが作成したアートピースを集めて、ユーザーに対して販売することも検討する。「アートピースの作成にはある程度のスキルが必要なので、プロやセミプロの参加が求められる。しかし作成したものを賞賛されるだけではモチベーションは続かないので、還元できるようにしていきたい」(同社)
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