物理シミュレーション使ったウェブアプリ「PHYZIOS Studio」、プロフェッショナル版を発表

岩本有平(編集部)2009年12月18日 13時35分

 フィジオスは12月17日、ウェブアプリケーション「PHYZIOS Studio」プロフェッショナル版を発表した。

 PHYZIOS Studioは、「粒子法」と呼ぶ物理シミュレーション技術を利用したウェブアプリケーションだ。水や火、石などの性質をシミュレートしたオブジェクトや、さまざまなアクションを行う画像オブジェクト「アートピース」を設置して、アート作品やゲームを作成できる。8月にプロトタイプを公開し、11月には機能を拡張したベータ版を公開している。

 今回発表したプロフェッショナル版では、物体の性質をカスタマイズして、「冷たい石」「熱くて粘性のある液体」などを作り出せるようになった。また、これまでは1画面内に作品を収める必要があったが、画面のスクロールに対応。これによって、横スクロールするアクションゲームの作成なども可能になった。

 また、新たに搭載したスクリプトエディターを使うことで、アートピースを自由に作成できるようになった。アートピースの制御にはJavaScriptをベースにしたスクリプトを使用しており、細かな動作設定を盛り込むことができる。

 将来的には、クリエーターが作成したアートピースを集めて、ユーザーに対して販売することも検討する。「アートピースの作成にはある程度のスキルが必要なので、プロやセミプロの参加が求められる。しかし作成したものを賞賛されるだけではモチベーションは続かないので、還元できるようにしていきたい」(同社)

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]