フィジオス、物理シミュレーション技術で遊べるウェブアプリ「PHYZIOS Studio」ベータ版

岩本有平(編集部)2009年11月26日 20時40分

 フィジオスは11月26日、物理シミュレーション技術を使ったウェブアプリケーション「PHYZIOS Studio」のベータ版を公開した。利用は無料。

 PHYZIOS Studioは、同社の母体であるプロメテック・ソフトウェアが提供していた2次元物理シミュレーションソフト「OE-CAKE!(オエカケ)」をベースにしたウェブアプリケーション。このアプリケーションでは、「粒子法」と呼ぶ物理シミュレーション技術を用いて「シーン」と呼ぶアート作品を作ったり、シーンをゲームのステージとして利用したりできる。作成したシーンやゲームは、サイト上に投稿し、ユーザー間で共有できる。

 フィジオスでは、2009年8月よりPHYZIOS Studioのプロトタイプを公開していたが、そこでユーザーから寄せられた意見を元に機能を強化し、今回のベータ版公開に至った。ベータ版で実装された機能などは以下のとおり。また、これまでWindows版のみを提供してきたが、今回Mac OS X版も提供した。

  • 動画アップロード機能
    作成したゲームやシーンを録画し、アップロードできる
  • ゲームおよびシーンのモディファイ(改変)機能
    ほかのユーザーが作成したゲームやシーンを改変して、別のゲーム・シーンとしてアップロードできる
  • プレイリスト機能
    ゲームに流れやストーリー性を与えられるように、ユーザーが作成した複数のステージをプレイリストとして連結できる機能
  • 要求スペックの軽減
    Windows版については、必要なPCスペックを引き下げている。推奨環境は以下のとおり
    OS:Windows 7、Windows Vista、Windows XP SP3
    Framework:.NET Framework 3.5 SP1以降
    ブラウザ:Internet Explorer 7、8
    CPU:Pentium4, 2.8 GHz以上
    メモリ:1Gバイト以上(XPの場合)
    グラフィック アクセラレータ:OpenGL1.4対応
    ビデオメモリ:64Mバイト以上
  • Mac版の追加
    プラグインをインストールすることで、Mac OS Xにも対応する。推奨環境は以下のとおり
    OS:Mac OS X 10.5(Leopard)
    ブラウザ:SafariまたはWebKitを利用したブラウザ
    CPU:Intel Core 2 Duo 1.6 GHz以上
    メモリ:2Gバイト以上
  • アートピースの追加
    スクリプトで動作を制御できる画像オブジェクトの「アートピース」を追加。ゲーム時に操作可能なキャラクターや、置物など200以上を用意

 フィジオスでは今後、iPhoneアプリとして提供中の「PHYZIOS Studio for iPhone」との連携なども予定する。

「PHYZIOS Studio」で作成したゲームのイメージ 「PHYZIOS Studio」で作成したゲームのイメージ

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