ウィルコム、駅探、財団法人京都高度技術研究所(ASTEM)は12月15日、ウィルコムが提供する「WILLCOM CORE XGP」の高速無線データ通信を活用し、京都の観光情報やライブ映像を伝送/配信する実証実験を共同で開始した。これは、財団法人京都産業21が公募した「環境産業等産学公研究開発支援事業」の1つとして採択されたものだ。
今回の実証実験では、京福電気鉄道の協力のもと、嵐山本線太秦広隆寺駅などに観光情報カメラを設置し、ASTEMが運用する動画配信用サーバに駅周辺の映像を無線伝送する。ユーザーは、駅探が開発したiPhone 3G/iPod touch向け観光ガイドアプリケーション「京都嵐電紀行」を利用して、嵐電沿線周辺の観光情報や動画が閲覧できる。京都嵐電紀行は、AppStoreから無償でダウンロード可能だ。
今回の実証実験の結果を踏まえ、ウィルコムと駅探は、モニターカメラの設置場所の拡大や、車両からの映像配信、京都以外の地域への展開などを検討する構えだ。将来的には、観光コンテンツ配信によるビジネスモデルの構築も視野に入れているという。
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