独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月15日、Microsoft Windowsに含まれるIndeoコーデックが原因で複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。
Microsoft Windows 2000、XP、Server 2003に含まれているIndeoコーデックには、複数の脆弱性が存在する。この脆弱性によって、Windows Media Player、Internet Explorer、Windows ExplorerなどのIndeoコーデックを使用するアプリケーションにおいて、メモリ破損が発生しリモートの攻撃者に任意のコードを実行される可能性がある。
マイクロソフトでは、これらの脆弱性を解消するセキュリティアドバイザリを公開しており、該当するユーザーはアップデートするよう呼びかけている。JPCERT/CCでは本脆弱性について、「攻撃経路」ではインターネット経由からの攻撃が可能(高)、「認証レベル」では匿名もしくは認証なしで攻撃が可能(高)、「攻撃成立に必要なユーザーの関与」ではリンクをクリックしたり、ファイルを閲覧するなどのユーザー動作で攻撃される(中)、「攻撃の難易度」では専門的知識や運が必要(低-中)と分析している。
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