現在、ノートPC用の2.5インチハードディスクドライブの厚さは一般的に9.5mm。デスクトップ向け3.5インチハードディスクドライブの25.4mmと比較すると、既に十分に薄くなっている。しかし、大手メーカーの1社であるSeagateは今回、それをさらに薄くすることに決めた。
Seagateは米国時間12月14日、従来比25%減の7mmという薄さを実現したノートPC向け2.5インチハードディスクドライブ「Momentus Thin」を発表した。この薄型化により、新ハードディスクドライブの物理的サイズは、ネットブックや超小型ノートPCで使用される大半のソリッドステートドライブ(SSD)と同程度になっている。しかし、SSDよりもはるかに大きな容量、そしてもっと重要な点として、SSDよりもはるかに安いGバイト単価という通常のハードドライブの利点は、維持されている。
Momentus Thinは、通常のSATA2.5インチハードディスクと同じパフォーマンスを実現しており、ネットブックで使用される大半のローエンドSSDよりも高速だ。新ドライブは、250Gバイトと160Gバイトの2種類が用意されている。いずれもキャッシュメモリは8Mバイト、回転速度は5400rpmで、3GbpsのSATAインターフェースをサポートする。
Momentus Thinは通常のSATA2.5インチハードディスクドライブと同じタイプのケーブルおよびポートを使用する。つまり、9.5mmのハードディスクドライブ向けの環境で使うことも可能である。これにより、ユーザーが独力で既存ストレージをアップグレードすることが可能になっている。
新しいSATA2.5インチハードディスクドライブのMomentus Thinは2010年1月に発売される予定で、250Gバイト版の価格はわずか55ドル。160Gバイト版の価格は明らかになっていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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