Microsoftは米国時間12月14日午後、先ごろ中国でローンチしたマイクロブロギングサイトが新興企業の競合サービスからコードとインターフェースを盗用していると批判された問題について調査していると述べた。
「Microsoftは知的財産権を尊重している。そして、われわれは現在、これらの主張について調査しているところだ」と同社の広報担当であるMark Murray氏は述べた。「北京との間には時差があるため、調査には少し時間がかかるかもしれない」(Murray氏)
カナダに拠点を置くPlurkは14日、Microsoftの「Juku」サービスはPlurkのマイクロブロギングサービスのルック&フィールを「盗んで」おり、さらに、Plurkの80%以上の同じコードを無許可で使用しているようである、と同社ブログで批判した。
「模倣は最も誠実な褒め言葉かもしれない。しかし、コードとデザイン、UI要素のあからさまな盗用は、少しもクールではない。盗みを犯しているのが世界最大のソフトウェア企業である場合は、特にそうだ」とPlurkはブログで述べた。
Plurkによると、同社は現在、この件に関してどういう行動に出るべきか評価しているところだという。
「われわれは完全な確信を抱いているわけではないが、今はさまざまな選択肢を探っている状態だ。われわれは同僚からアドバイスを求めたり、メディアからの問い合わせに答えたりしているほか、このようなことが起きた原因と状況を理解するために、関係する出来事と当事者のタイムラインについて事実を収集している」(Plurk)
Microsoftが自社製品で他者の作品を利用していると非難されたのは、この数週間で2回目である。Microsoftは11月、「Windows 7」をネットブックにインストールするための同社製ツールがオープンソースコードを不正に使用しているとの批判を受け、同ツールの配布停止を余儀なくされた。その後、Microsoftは謝罪し、先週、GPLオープンソースライセンスの下で同ツールの配布を再開した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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