「Webby Awards」の審査結果によると、「iPhone」の発売と「Twitter」の登場、「Craigslist」の人気拡大は、この10年間で最も影響力のあったインターネットの出来事の3つに過ぎないという。
インターネットでの偉業を毎年選出するWebby Awardsの主催者は今週、(季節がら)トップ10を選ぶ流行に乗じ、この10年間で最も大きな影響を及ぼしたインターネットの出来事を発表した(そして、Webby Awardsは通常よりも1年早くトップ10を発表したわけではない。この種のリストを作成する人は下1桁が1年から0年までを10年間としてとらえる傾向があるが、厳密に言えば、10年間というのは2000年から2009年までで、2010年は次の10年間の最初の年である)。
Webby Awardsの審査結果を年代順に以下に紹介する。
- 2000年、クラシファイド広告の概念を根本的に刷新したCraigslistのサンフランシスコ以外の地域への進出。あらゆる場所の新聞社に恐怖を抱かせた。
- 2000年、「Google AdWords」の開始。大小の企業に新たな広告の世界を提示した。
- 2001年、見知らぬ人同士がオンラインでコラボレートできるインターネットの能力を誇示した「Wikipedia」の開設。これまでに、271の言語で1400万本以上の記事が投稿された。
- 2001年、「Napster」の閉鎖。ユーザーが音楽や動画を入手する方法に革命的な変化をもたらした。
- 2004年、Googleの新規株式公開(IPO)。インターネット上に巨大かつ支配的で、広範囲に影響を及ぼす勢力が誕生した。
- 2006年、オンライン動画革命。ブロードバンドの普及やビデオカメラの低価格化、「YouTube」によって引き起こされ、サイバースペースはプロフェッショナルな動画や非プロフェッショナルな動画であふれかえった。
- 2006年、「Facebook」の人気拡大とTwitterのサービス開始。ユーザーが友人や家族と交流したり、連絡を取り合ったりする新しい方法を生み出した。
- 2007年、iPhoneのローンチ。ユーザーは好きなときに、好きな場所で、携帯電話からインターネットに接続できるようになった。
- 2008年、米大統領選挙運動。「Obama Girl」のような動画や、有権者の間でのソーシャルネットワーキング利用、オンラインでの資金調達など、インターネットが活用された。
- 2009年、イラン大統領選挙の結果にTwitterを使って抗議した人々。この抗議活動を受けて、米国務省はTwitterにサイトの運営を維持するよう要請した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ