Googleが提供するウェブベースの電子メールサービス「Gmail」のオフライン版で、メッセージにファイルを添付できるようになった。
プログラマーのAndy Palay氏は24日、「米国時間11月24日より、オンライン、オフラインに関係なく、添付ファイルが思い通りに機能するようになる」とブログ投稿で述べた。「『Offline Gmail』を有効にしているユーザーは、オンラインかオフラインかに関係なく、すべての電子メールが『Outbox』を経由するようになったことに気づくだろう。こうすることで、Gmailはたとえユーザーが突然ネットワークから切断された場合でも、すべての添付ファイルを保持することができる」(Palay氏)
確かに、これ自体はパラダイムシフトというほどの変化ではない。しかし、これは、Googleの主要なウェブアプリケーションの1つであるGmailを「Microsoft Outlook」のようなPCベースの競合製品と同じくらい強力なものにしようという同社の全体的な取り組みにおける、新たな進歩である。
さらに、これはGoogleがオフライン技術全体に対する興味を失っていないことの表れでもある。GoogleはGmail、そして「Google Docs」および「Google Calendar」の一部にオフライン機能を追加したが、オフライン技術の拡大という点では、これまで幾分余裕のあるペースで物事を進めている。
Googleは「Gears」と呼ばれる自社開発ソフトウェアを使ってオフラインサポートを提供しているが、ウェブサイトの記述に使用されるHTML標準は、現在開発中のHTML5仕様において独自のオフラインサポートに対応している。Googleは「local storage」と呼ばれる同機能の「Chrome」ブラウザへの組み込み作業にすでに着手している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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