ホリデーシーズンを目前に控え、Barnes & Nobleが近く発売を予定している電子書籍端末「Nook」との激しい競争に直面しているAmazonは、ワイヤレス接続を有効にした状態での「Kindle」のバッテリ寿命を改善したこと、そして、KindleにPDFのネイティブサポートを追加したことを発表した。新しいKindleおよび一部の旧式モデルの所有者は、ファームウェアアップグレードを通して、バッテリ寿命の改善とPDFのネイティブサポートの両方を適用することができる。
Amazonがプレスリリースで述べたところによると、ワイヤレスを有効にした状態でのKindleのバッテリ寿命はこれまで4日間だったが、これが最長で7日間にまで改善されたという。しかし、ワイヤレスを無効にした状態でのバッテリ寿命は、以前と変わっていない(約2週間)。
「ポータブルワイヤレスデバイスのバッテリ管理は、複雑な技術分野である。そして、本日発表されたバッテリ寿命の改善は、6カ月にわたるファームウェアの改善およびテストプログラムの成果である」とプレスリリースには書かれている。
PDFのネイティブサポートについては、「業務上の文書や個人的な文書を変換することなく、オリジナルのPDFフォーマットで閲覧することが可能になった」とAmazonは述べている。PDFファイルを閲覧するときは、自分のKindle電子メールアドレスにファイルを送信するか、USB接続を使ってKindleにファイルを移動するとよい。PDF文書をKindleフォーマットに変換したい場合は、文書を自分の「@kindle.com」アドレスへ送信する際に、電子メールの件名欄に「Convert」と入力する。
新しいKindleは、すべて今回のバッテリ寿命の改善とPDFのネイティブサポートが施された状態で出荷される。しかし、それらが施されていないKindleを購入したユーザーも、ワイヤレス接続を有効にしたときに自動的にKindleへダウンロードされるファームウェアアップグレードを通して、両方の機能強化を適用できる可能性がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ
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