いくつかある。日本はほかの諸外国に比べて、実犯罪もそうだが、サイバー犯罪の発生率が非常に低い。これは道徳なのか、モラルなのか、国民性なのか、はっきりしたことはわからないが、反面、悪く言うと騙されやすい、良く言うと仲間内のやりとりはわりとオープンな傾向がある。
mixiに代表されるソーシャルネットワーキングサービスが流行しているが、あのようなサービスのなかに入るとセキュリティの意識がものすごくおろそかになってしまう。あたかも知り合いかのような人たちの言うことにころっと騙され、情報をすんなりと公開してしまう。その点は弱い部分だ。そういった特殊性を本国にフィードバックし、対応できるようにすればいい。
ウイルスの作者が多い国は、南米、中国、ロシアを含む旧ソ連および東欧地域だ。ほぼすべての国にウイルスの作者は存在するが、そういったリストの最下位くらいのところに日本という国がいる。日本と同じくらいの順位の国は、たとえばアフガニスタンやジンバブエなど、ほとんどインターネットがない国になる。日本はそれくらい犯罪者が少ない。
ただし、日本にウイルスの作者が少ないからといって、日本にウイルスが少ないかというと、そうではない。インターネットには国境がなく、ターゲットになりやすい。内部への脅威に対するよりは外部にさらされる脅威へのセキュリティを提供しなければいけない。
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