「Google Earth」が2008年10月に「iPhone」に対応した時には、ユーザーがインターネット接続のある場所なら事実上どこからでも、無料でこの仮想地球を探検できるようになり、大きな騒ぎになった。しかし、ターン・バイ・ターン・ナビゲーションやストリートマップのような実用的なマップ機能が備わっていないため、Google Earthは主として、現実世界にそれほど大きな影響を及ぼさない発見ツールだった。
「Google Earth 2.0 for iPhone」は今週、「Google Maps」ウェブサイトの「My Maps」に保存したGoogleの地図をiPhone向けGoogle Earthで利用することが可能になり、より一層便利になった。iPhone版Google Earthで、設定アイコン(「i」)をタップして、Googleアカウントにサインインする。すると、ログインフィールド直下に、「My Maps」のエントリが表示される。それをタップすると、保存した地図が表示される。もう一度タップすると、そのズーム表示したい地図を選択することができる。保存した場所や道順をGoogle Earthで見ることはできるが、このアプリケーションはGoogle Mapの道案内機能を置き換えるものではない。
Google Earth for iPhoneは、ユーザーが場所を変更すると、これまでと同じようにデジタル地球が回転する。従って、地球の裏側にある場所の地図を見るときは、遅れが発生するのを覚悟したほうがいい。さらに、依然として、読み込みにも毎回時間がかかる。また、バージョン2.0では、最初のバージョンと比べて3Mバイトほどサイズが大きくなっている。しかしながら、13の対応言語(以下を参照)の追加や、タップしたときに確認として発光するアイコンなど、ほかの細かな機能も新たに搭載されている。
Google Earth 2.0 for iPhoneは31の以下の言語および方言に対応している。英語(米国)、英語(英国)、フランス語(フランス)、ドイツ語、繁体字中国語、簡体字中国語、オランダ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)、ポルトガル語(ポルトガル)、デンマーク語、スウェーデン語、フィンランド語、ノルウェー語、韓国語、日本語、ロシア語、ポーランド語、トルコ語、ウクライナ語、アラビア語、タイ語、チェコ語、ギリシャ語、ヘブライ語、インドネシア語、マレーシア語、ルーマニア語、スロバキア語、クロアチア語。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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