電気自動車が運転中にバッテリ切れをおこしても、充電ステーションで数時間を費やす代わりに、電解液の再充填だけですむようになるかもしれない。ドイツのFraunhofer Instituteは、新しいバッテリ技術を開発中だ。同技術は、膜を隔てて水素イオンを交換する2種類の電解液を利用したレドックスフローバッテリを使っているが、エネルギー密度がリチウムイオンバッテリと同等となっている。同技術が広く利用されるようになれば、電気自動車のバッテリを回復させるには、放電した電解液をサービスステーションで交換するだけよい、ということも起こりえる。また、サービスステーションも、太陽光などを利用することで、電解液の充電が敷地内で可能になるかもしれない。
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