FAQ:延長保証は付けるべきか--電子機器を購入する際に考慮すべきこと - (page 3)

文:Erica Ogg(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年11月10日 07時30分

 薄型テレビテクノロジは新しく、テストされていないと一般に考えられているが、それはもはや当てはまらない、とテレビに詳しい米CNETのDavid Katzmaier記者は述べている。プラズマテレビと液晶テレビは十分にテストされており、故障がめったにない程度まで信頼性が高まったテクノロジとなっている、とKatzmaier記者は指摘する。また、購入したテレビが不良品だということが分かった場合でも、通常はメーカーの保証で十分だ。

 加えて、2〜3年間の延長保証は、テレビが確実に動作する期間の長さと比べると、ほんのわずかだ。プラズマテレビと液晶テレビは、最も明るくした状態で6万時間、つまり10年以上動作すると評価されている。そして、人々が実際にテレビをどのように見るかを考えてみると、この数字は実際にはもっと長くなる、とKatzmaier記者は言う。通常テレビを6万時間連続で稼働させることはない。1日の稼働時間を約5時間とすると、6万時間は実のところ30年以上に相当することになる。さらにKatzmaier記者は、仕様の「耐用年数」はディスプレイが半分の輝度に劣化するまでの期間であり、正常に動作しなくなるまでの期間ではないとも指摘している。

--では、ユーザーが心配性である場合はどうか。

 その場合は延長保証を利用すれば良い。200ドルから300ドルの追加が安心料に値する場合もある。また、多額の代金を支払い、その2〜3年後に故障しても買い換える余裕がない可能性があるものについては、保険を利用することに意味があるケースは確かにある。

 また、NPD Groupの電子機器小売エキスパートであるStephen Baker氏が言うように、その製品なしではやっていけない場合にも、延長保証が良案となる可能性がある。

 「今日、家電製品が(人々にとって)いかに重要なものとなっているかを考えると、使えない時間が少しでも生じては困るため、製品について保険、または保証を利用することが非常に重要だ、という主張には大いに理があるといえる。冷蔵庫やオーブンについて保証サービスを利用するのと同じ理由だ。1分でもその製品が使えない時間があっては困るからだ」(Baker氏)

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