欧州連合、「インターネットにおける自由」を盛り込んだ電気通信改革のパッケージ案で合意

文:David Meyer(Special to CNET News) 翻訳校正:緒方亮、福岡洋一2009年11月06日 14時14分

 欧州議会と電気通信担当閣僚会議でインターネットユーザーの権利について妥協点が見いだされた。これを受けて、欧州で電気通信規制の大幅な見直しが実施されそうだ。

 電気通信改革のパッケージ案には、データ侵害の通知から番号移植の迅速化までさまざまな課題に関する新法が数多く含まれている。現地時間11月4日夜の合意により、このパッケージ案は2011年5月を期限に欧州連合(EU)の加盟各国で国の法律に組み込まれる。

 このパッケージ案で障害となっていたのは、著作権で保護されている著作物の不法なファイル共有を行ったと疑われるインターネットユーザーを標的とした、「三振法」の規定だった。交渉により、インターネットへのアクセスや利用を制限する加盟国の方策は「人権と基本的自由の保護のための欧州条約および共同体法の通則が保証する、市民の基本的権利と自由を尊重」しなければならないとする、「インターネットにおける自由の規定」が盛り込まれた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

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