茨城県警生活環境課と古河署は10月29日、携帯電話からアクセスするオークションサイトを悪用し、権利者に無断で複製したコンピュータソフトを販売していた沖縄県豊見城市の無職男性(25歳)を著作権法違反の疑いで逮捕した。30日に水戸地検下妻支部に送致している。
逮捕された男性は6月5日、Adobe Systemsが著作権を持つ「Adobe Creative Suite 2 Premium 日本語版(Windows版)」を権利者に無断で複製し、茨城県古河市の女性に対して1万円で販売していた。警察によると、この男性は2008年9月頃から逮捕されるまでの1年3カ月間、約10人に海賊版を販売し約30万円を売り上げたと供述しているという。
男性は、海賊版にライセンス認証解除の手順書、クラックツールと呼ばれる認証コードの生成ツールや不正シリアルも添付していた。また、海賊版を販売したことでオークション事業者からオークションIDを停止されていたが、偽名を使うなど不正な方法でIDを繰り返し取得し海賊版出品を続けていたとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」