社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)は10月27日、9月のパーソナルコンピュータ国内出荷実績を発表した。出荷台数は前年同月比2.2%増の83万台となり、9カ月ぶりに前年同月実績を上回った。
このうちデスクトップは27万3000台、ノート型は55万7000台で、ノート型比率は67.1%となっている。
ノート型は、これまで好調に推移してきたモバイルノートに加え、A4ノート型などが前年同月比15.5%増と大きく伸長した。シルバーウィークでコンシューマ市場向けノート型の販売が好調だったことなどが大きな要因としている。出荷金額は752億円で、このうちデスクトップは265億円、ノート型は487億円であった。
2009年上半期(4〜9月)全体で見ると、出荷台数は405万2000台で、ノート型比率は69.6%であった。出荷金額は3859億円となっている。
コンシューマー市場がノート型PCを中心に好調で、上半期を通じても前年同期比1.6%増となった。Windows 7など新OS搭載機が発売されるため、10月以降も引き続き好調に推移する見込みという。
なお、地上デジタルチューナ内蔵PCの出荷台数は、9月は2万3000台、上半期では21万3000台となった。
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