CAが10月の第5週に統合型サステイナビリティ(持続可能性)スイートを公開する予定であることがわかった。これは、二酸化炭素の排出量や環境アセスメント、メーターによる計測値、および法令順守に関する情報を1つのダッシュボードで追跡することを目的に設計されている。
CAのエネルギーおよびサステイナビリティ担当バイスプレジデントのChristopher Thomas氏によれば、このスイートは「ecoSoftware」という名称で、米国時間10月26日に発表されるという。筆者は「Gartner Symposium ITxpo 2009」でThomas氏と偶然出会ったのだが、同会場でも二酸化炭素の排出量を監視するソフトウェアが目立っていた。
二酸化炭素の排出を追跡するための取り組みは他にもある。たとえばHaraやSAPは多様なアプリケーションを揃えており、他の企業も計測機能を使用してサステイナビリティにおける取り組みを数値化している。CAの取り組みは、こうしたさまざまな追跡活動を単一のダッシュボードでまとめて表示するというものだ。これが成功した場合、ダッシュボードにより、企業のサステイナビリティ活動を支える具体的な数字を示すことも可能になるかもしれない。欧州の小売大手Tescoは、CAのecoSoftwareを導入する計画だ。
さらに、CAは「ecoMeter」シリーズを投入し、冷却システムやデータセンター、建物をはじめとする環境システムの基礎的な計測機能、およびガバナンスのモジュールを提供することで、こうした数的指標をサステイナビリティ計画と連携させることを目指している。
CAはecoSoftwareをゼロから独自開発した。既存の製品シリーズを買収してきた同社の歴史を考えると、これは特筆すべき変化だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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