Kevin Rose氏は3月、すべてのユーザーが自分のアカウントをカテゴリに追加できる「Twitter」ディレクトリの作成を目指して、「WeFollow」と呼ばれる新しいサイドプロジェクトを開始した。ユーザーは同サイト上において、さまざまなカテゴリ内でランク付けされる。こうすることで、特定の話題に関して上位にランクされているTwitterユーザーを、簡単に確認できるようになる。目下、DiggがWeFollowを取得したとのうわさが広まっている。
Mashableは、WeFollowのページの一番下にある著作権の表記が、「(c) 2009, Digg Inc.」となっていることに気づいた。このことは、Diggが何らかの形でWeFollowを所有するに至ったことを意味しているようだ。TechCrunchの報道によると、WeFollowは実際のところ、金銭上の取り引きを行うことなく同サイトの所有権をDiggに譲渡したという。この報道が本当だとすると、Rose氏は同氏の本業であるDiggに、WeFollowとその技術を無料で譲り渡したことになる。
この「買収」により、Diggは明らかに、Twitterに見られるようなリアルタイム的な要素を何らかの形で同サイトに追加しようとしている。この新機能によって、DiggはWeFollowが収集するデータを基に、Twitterでの話題をトップストーリーを表示できるようになるだろう、とTechCrunchは推測している。さらに、WeFollow自体も、ランキングを決める際に適切なタグを付けているユーザーをより重視するように、アルゴリズムに微調整を加えている。これにより、多くの人の注目を集めるためだけに、関連のないカテゴリにまで自分を載せるユーザーを減らせるはずだ。
この取り引きは当初、Rose氏の別の会社であるDiggがコストを負担することで、同氏がWeFollowを売却できるようにする方策のように見えた。しかし、DiggがWeFollowとその技術を無償で取得したとなると、Rose氏は単にDiggにリアルタイム機能を追加しようとしているだけのようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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