Amazon.com傘下のAmazon Paymentsは米国時間10月5日、同社の決済処理ツールをモバイル機器で利用可能にする新サービス「Amazon Mobile Payments Service(MPS)」の提供を開始した。Amazon MPSは、一連のAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)によって、モバイル関連の開発者や小売業者がモバイルウェブサイトやアプリケーション上で顧客に対し、Amazon.comの便利な「1-Click」システムを含む決済オプションを提供できるようにするものだ。
モバイル向け決済技術はすでに複数の業者が提供しているが、AmazonはEコマースの一大企業で、すでに膨大な数の顧客アカウントを保有している。したがって、量販市場向けモバイルアプリケーションのプロバイダーで簡便な決済方法を求めている企業にとって、今回のサービスは優れた選択肢となり得る。
Amazon MPSサービスは、リクエスト元がウェブブラウザかモバイルブラウザか、あるいはモバイルアプリケーションかを自動的に検知するため、開発者はアプリケーションに手を加える必要がない。
Amazon MPSにはそれなりの(おそらくユーザーの必要とするすべての)機能が揃っており、「Amazon Web Services(AWS)」のクラウド型ストレージサービス「Amazon Simple Storage Service (S3)」が「RESTfulな」(「REST」の制約を満たしている)APIであることを彷彿とさせる。
Amazon MPSにより、顧客はAmazonのアカウントのデータを、サードパーティーのモバイルサイトでの決済にも利用できるようになる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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