FOMAモジュールでAEDを遠隔監視、NTTドコモらが開発

松田真理(マイカ)2009年10月05日 19時43分

 フクダ電子、NTTドコモ、日本ソフト販売の3社は10月5日、AED(自動体外式除細動器)遠隔監視システム「AEDガーディアン」を共同で提供すると発表した。販売開始時期は2010年1月を予定している。

 AEDとは、突然の心停止(心室細動)が起きた人に対して機器が自動的に状況を解析し、必要に応じて電気ショックを与えて、心臓を再び正しいリズムに戻し、蘇生するための治療機器だ。

 AEDガーディアンは、AEDが収納されているボックス内に、フクダ電子製のAED赤外線受信機器とNTTドコモ製のFOMAモジュールを搭載した通信ユニットを設置し、AEDを遠隔監視できるサービス。バッテリー残量の低下や、除細動パッドの破損、持ち出しによる利用があった場合に通知する。また、定期点検管理機能も備える。

 なお、フクダ電子がサービスの販売、NTTドコモが通信モジュールユニットの供給、フクダ電子および日本ソフト販売がサービスの運営、メンテナンスを担当する。

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