花火、和歌、川柳--「和の心」をテーマに自社サービスを展開する村式 - (page 2)

原田和英(アルカーナ)2009年09月24日 12時03分

 ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)でも一般的なメッセージ機能を、「うた」という形でやりとりするといったユニークな機能もある。ユーザーの年齢層も広く、20〜40代が中心となる一方で、60〜70代のユーザーも少なくないとのことで、世代間を超えてうたがやりとりされているという。月間ページビューはPCとモバイル合わせて45万前後、投稿されたうたの数は3万7000を超える。今後は広告や企業とのタイアップなどでの収益化も検討している。

 7月7日には、このサービスを応用した川柳の投稿、共有コミュニティ「うたのわ川柳」も公開。独自の機能として、話題のニュースをピックアップし、その感想を川柳として公開する機能もある。ブログなどで見かける辛辣なコメントも川柳で詠めば暖かみがでるかもしれない。

 そのほかにも、「We Love Japan」という「日本が好き」という思いを拡げるサービスも運営中。提供されているブログパーツを貼れば、ユーザーのブログが世界地図上にプロットされていく。

 このように、村式は「和の心」に重きを置いたサービスを展開してきた。村式代表取締役の住吉優氏は「日本の文化を学べば学ぶほど、その深さやおもしろさに気づく。宝物が眠っているように感じる」と語る。同社ではウェブでサービスを提供するだけでなく、日本の偉人や和歌などを学ぶオフラインイベント「東京de寺子屋」なども主催している。

 今後については「和」をテーマにしたサービスを提供する一方、ほかのテーマでも楽しいと思える企画やサービスを展開するとしている。

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