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吉本興業が非上場に、ソニー前会長出井氏の投資会社がTOB

永井美智子(編集部)2009年09月11日 19時22分
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 ソニー前会長の出井伸之氏が代表を務める投資会社、クオンタム・エンターテイメントは9月11日、吉本興業に対して株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。価格は1株あたり1350円。これにより、吉本興業は非上場(現在は東京証券取引所および大阪証券取引所の第1部に上場)となる見通しだ。

 クオンタム・エンターテイメントは、出井氏が同じく代表を務めるコンサルティング会社、クオンタムリープの100%子会社であり、今回のTOBのために設立された会社だ。民放や電通、ソフトバンクなどから資金を調達し、今回の買収に充てる。

 具体的には、フジ・メディア・ホールディングス(FMH)、日本テレビ放送網、TBSテレビ、テレビ朝日、テレビ東京、電通、ソフトバンク、ヤフー、大成土地、大成建設、岩井証券、フェイス、京楽産業.、およびMCo1号投資事業有限責任組合が合計で240億円を出資する。クオンタム・エンターテイメントはTOB成立後、出資者に対して80億円以上の第三者割当増資をする計画だ。なお、このうち大成土地、フェイス、大成建設、岩井証券、テレビ朝日、テレビ東京、TBS、日本テレビ、FMHは吉本興業の現株主。また、今回のTOBは吉本興業からの賛同を得ている。

 このほか、クオンタム・エンターテイメントは買収資金として、三井住友銀行、住友信託銀行、みずほ銀行から最大300億円を借り入れる。

 クオンタム・エンターテイメントは吉本興業の発行済み全株式のうち、吉本興業が保有する自社株以外すべてを取得する。株数は3748万5962株。なお、買い付け予定数の下限は70%とし、これに満たない場合は買い付けない。TOB成立後、クオンタム・エンターテイメントは吉本興業を吸収合併する。また、吉本興業の代表取締役会長である吉野伊佐男氏、代表取締役社長の大崎洋氏、取締役の中多広志氏氏はTOB後も取締役として留任する。

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