9月10日、福岡において、モバイル業界のキーパーソンが集うイベント「モバイル・ビジネス・サミット 2009」が開幕した。
モバイル・ビジネス・サミットは朝日インタラクティブが主催する招待制のイベント。今回で3回目の開催となる。携帯電話事業者やアプリケーションプロバイダーのほか、モバイルサービス事業者、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)事業者、携帯電話をマーケティングに活用している企業の担当者など約250名が一堂に会し、業界の未来について議論した。
10日の最初のセッションには、ミクシィ 代表取締役社長の笠原健治氏、ディー・エヌ・エー 取締役 ポータル事業部長兼COOの守安功氏、ロックユーアジア COOの渡邉廣明氏が登壇し、モバイルSNS上で動作するアプリケーションをテーマにディスカッションを繰り広げた。
mixiとモバゲータウン、それぞれのアプリケーションプラットフォームの特徴が語られたほか、どのようなアプリケーションがヒットするのか、ソーシャルアプリケーションに将来性はあるのかといった内容の議論が交わされた。
続くセッションには、KDDI コンシューマ事業統轄本部 コンテンツ・メディア本部コンテンツサービス企画 部長の竹之内剛氏、エヌ・ティ・ティ・ドコモコンシューマサービス部 コンテンツ担当部長の原田由佳氏、ヤフー R&D統括本部 フロントエンド開発本部 本部長の松本真尚氏が参加し、各社のモバイルコンテンツへの取り組み状況をアピールした。
いま好調なモバイルコンテンツや次にヒットするモバイルコンテンツは何かという話題も盛り上がった。
初日最後のセッションでは、アイフリーク 取締役の伊藤幸司氏、エヌ・ティ・ティ・ソルマーレ 代表取締役社長の大橋大樹氏、グリー 代表取締役社長の田中良和氏が、携帯電話向けサイトに集客するにはどのような広告が効果的かを議論した。
本当に費用対効果が高い広告は、アフィリエイト広告か、バナー広告か、あるいはテレビCMか。多くのユーザーを獲得しているモバイルコンテンツプロバイダーが実際のところを語った。
モバイル・ビジネス・サミット 2009は11日まで開催される。2日目はiPhone関連ビジネス、モバイル広告の実態、モバイル動画のビジネス戦略などをテーマに議論がなされる予定だ。
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